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考えていること

ほぼ毎日向かう、大羽根園の現場への道中です。

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一部の方(建築済みの住まい手さん等)は知っていると思いますが、家づくりの中で僕は「山を見せたがる」傾向があります。笑
生まれも育ちも四日市な僕は【山のある方角が西、で、海のある方角が東】なのです。

設計と工事も請負うスタイルなので、今のところは遠方のお仕事はほとんどさせていただいておりません。
三重県のしかも多くが四日市近郊でお仕事をさせていただいており、足繁く現場や打ち合わせに向かえるので、中々要領よく出来ない僕には非常に有り難いです…。

結果、計画させていただく場所も土地勘のある場所で、鈴鹿山脈が見える場所も多いです。

 

見せたがるからには、当然僕自身が山を眺めるのが好きなのですが、皆さんはいかがでしょうか?
「嫌い、見たくない」という方もおられるんでしょうか。
見ることが出来る敷地ならば誰もが見たいはず、と考えてしまっているので、もしおられたらまたお話しをお聞かせください^^;笑

 

なぜ好きかというと、
寒くなってくればまず山が白く(雪化粧)なりますよね。
一年で一番初めに山が白くなった時には「お、もうそんな時期かー」なんて思いますし
暑さが終わりかけた頃には山が紅く(紅葉)なってきます。
真夏には山が青々としますし、
今の時期は…、花粉の脅威を感じます…。笑

一年のうつり変わりを山で感じる、ということがいつの間にか自然と当たり前になっているんだと思います。

そこまで長いスパンで考えなくても、毎日の天気の様子を見るのも気付けば自然と山の方を見ています。

山の上が真っ暗になっていれば、あの雨雲はこちらへ来るな〜と予想するし、写真のように晴れて山が綺麗に見えればそれだけで気分が晴れることもあります。

そんなことを感じながら、毎朝山の様子を眺めるって凄く良いな、と思っています。

※夕方の西日は取り入れ無いように工夫が必要です

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こんな天気だと気持ちも晴れますね。

もちろん、山だけに限らず海や川などが計画地の近くにあれば、設計に関わる凄く大事な要素だと思います。
自然に勝るものは無いです。

※当然そういった要素が見られない敷地でも最善と思われる計画を検討します。
山や海があれば計画の取っ掛かりの段階で間取りの大きなヒントになる、という感覚です。

 

昔、伊勢の宮川を見下ろす丘の上の住まいに関わらせてもらった際、北の宮川に大きく開いた間取りだったのですが(宮川で上がる花火も有名ですね)、横に連なる家達の北の窓は全て格子付きの小窓で型ガラスでした。
南リビングで大きな掃き出し、北は水まわりで小窓。という「いつものプラン」を置いただけなのでしょうが、そんな住まいを提案する建築会社に驚いてしまいました。

住まいは手間を省いて早く売ることが目的の「商品」では無いはずです。

 

 

 

 

重ねて言いたいことは「自然に勝るものは無い!」ということです。
違う投稿では断熱材の熱伝導率0.0…がどうのと細かいことを書いていますが、太陽の力に比べれば微々たるものです。

真夏のカンカン照りの日にテラス席を希望して直射日光を浴びたい人はいないと思いますし、真冬の寒い日にせっかくお日様が出ているのにカーテンを閉める人もあまりいないと思います。(間取りが悪く無ければ)

これからの良い季節は部屋を閉め切ったエアコンの風より自然の風が抜けた方が気持ちが良いです。
自分も含め花粉症の方は辛いですが…。

自然と向き合って、出来る限り気持ち良く過ごすことの出来る住まいをつくりたいと思っています。

ただ、残念ながら自然の力は人間の都合良くはコントロール出来ません。

冬に太陽が出てほしくても曇りや雨、雪が降り続くような日があることを避けることは出来ませんし、断熱/気密性能などは、そういった日にどう過ごせるか、という為の工夫だと思います。

 

 

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色々と書きましたが、そんなこちらからの提案を受け入れていただいて、雄大な山々が眺められる大羽根園の家が今週末に工事途中の見学会です。

今現在、きれいに予約が散らばっており、良い具合にご案内できそうです。
ご予約が重なってきた場合には時間の調整をお願いさせていただくことになる可能性もありますので、見学をご希望の方はお早めにお問い合わせくださると非常に有り難いです。

お気軽にお問い合わせください。
宜しくお願いいたします。

大羽根園の家2 構造断熱見学

 

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