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断熱/気密をする理由(目的)

前回から3回にも分けて

【高断熱高気密の家で、夏にエアコン1台で全館空調すると電気代っていくら?】   

という、なんだか検索に引っかかってアクセスされることを虎視眈々と狙っているような 笑
タイトルで更新しましたが

そもそも「なぜ断熱気密をした建物を建てているのか」ということを
自分の考えを整理する為にも書いてみたいと思います。

 

 

わざわざ「なぜ断熱気密をした建物を建てているのか」
「断熱気密をする理由」を書くぐらいなので、
断熱気密【していない】建物が(日本の)世の中にはとても多いということですよね。

 

そこで、まずは【断熱気密をする理由(目的)】のお話しの前に
そもそも何をもって断熱気密を「しているorしていない」の判断をするのか
ということを考えてみたいと思います。

 

(建築会社が)断熱気密をしているかしていないかの判断基準

自分の考えを結論から申し上げると

【一棟一棟【気密測定】をしているかどうか】

ということで判断するのが分かりやすいのではないでしょうか。

 

こういう機械を使って気密値【C値(シーチ)】という数値を、実際の建物で実測します。

気密値とはなんぞや、ということまで書き始めると内容が長くなり
書く方も読む方も心が折れてしまいそうな気がしますので、
そこは割愛させていただいて…

 

なぜ気密測定が判断基準に?

断熱のレベルでいうと、色々な基準が出てきてしまいますし
もんの凄い高いレベルで取り組まれている方は
もんの凄い高いレベルで取り組んでいる人以外を
認めなかったりしてしまうので…

 

自分なりに断熱しているつもりでも
上には上がいて(もっと断熱している人)、
その人は自分以上の断熱性能しか認めない!
そんな性能では断熱している内に入らない!!
と否定してしまうという現象が起こったりします。
(高断熱建築業者あるある)

 

皆んなが違う基準で話し始めてしまうと、
これから家を建てようという人が混乱して
何を基準に判断したら良いのか分からなくなってしまいますよね。

 

それに引き換え気密測定は【する】【しない】か、
で分けることが出来るので分かりやすいと思うのです。

 

ただし、少し注意が必要なのは…

たまに「当社の気密基準値!!ババーン」
みたいな数値をチラシに載せたりする会社さんがありますが、

あれは

「昔、頑張った物件でこの数値が出たので
 うちはこの性能ってことで、一つ宜しくお願いします!」

という感じが多いとので、ほとんどあてになりません。

 

全く同じ間取りで、全く同じ職人さんが建てても、同じ数値が出る保証は無いです。
だって釘1本斜めに打って外した穴が空いてしまったり、
テープ処理1箇所忘れたら大きく数値が変わるのに

どこかのモデルハウスで出た数値で
「うちは一つこれってことでm(_ _)m」
と言われましてもねぇ…。

 

ということで「気密測定を毎回してます」ということは、
実は私たち建築業者側からすると、1つ大きな?ハードルです。

 

時間もかかるし、多少費用もかかるし、何より数値が出ない可能性が多いに有り得ます。
わざわざ手間暇かけて「自分たちが建てた建物の不具合を浮き彫りにする作業」なので。

 

超凄い会社さんだと、毎回測っても絶対に0.2~3ぐらいなので、
たまにしか測らない。年間何十棟〜何百棟建てるし
という会社さんもあるかもしれないので、絶対全棟という
縛りで考えるのもいかがなものかとは思いますが。

 

棲栖舎 桂  一級建築士事務所 気密測定の取り組み

で、ここまできて
「うちはやってません!」
と言う訳にはいきませんので 笑
毎回毎回、せこせこ測定しております。

 

住宅ではない、よっかいち矯正歯科さんでも測定しましたよ。
どうしても隙間だらけになる自動ドアがあって0.7だったので、
思っていたより良い数値で嬉しかったです。

 

今のところ、測定は業者さんに依頼しており
(いつか測定器を買ってやろうかと企んではいるものの、高い…)


何か、3人で間抜けな格好で測定してもらっていたので写真を撮りました。笑
(すみません、いつもありがとうございます)

 

おそらく、全棟気密測定をしている建築会社さんで
「省エネ等級4をクリアした高断熱仕様です!!」
という会社さんはいないと思うので、気密測定していれば
ある程度の性能は担保されるのではないかと。

(逆に言えば省エネ等級4クリア!とか、断熱は吹付けウレタンなので高気密高断熱です!
 等の謳い文句の会社さんは、少ーーし気を付けて確認した方が良いかもしれませんね。)

 

と、断熱気密を(真面目に丁寧に)しているかどうか、の見分け方の一つを考えてみた
という内容で今回は一区切りにしておきます。

 

次回は、で何のため?ということを書いてみたいと思います。


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