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最近のご報告や参加した勉強会など

こんにちは。
連休初日にやり残したことを片付けつつのHP更新が恒例になっていましたが
少し趣向を変えて連休最終日に出てきて更新する、という新たな試みをしてみました。
(割とどうでも良い情報)

 

相変わらず発信はあまり出来ておりませんが、頑張って進めております。
何も発信しないとお待ちいただいている方々にサボっていると思われそうなので笑
進捗の報告をすることで頑張っていますアピールをさせていただきますm(_ _)m

 

1月に一件、3月に一件
お引き渡しをさせていただいて
今は工事進行中が二件

朝日町の新築住宅と
犬山市のクリニック(設計監理のみを担当)
が進んでいます。


犬山市のクリニックは基礎工事中


朝日町は大工工事中で、写真は建前完了時。


今はもう少し進んでおり、こんなイメージになるよう絶賛工事中です。

 

今は実施設計ラッシュで
・四日市市ときわの住まいがほぼ完了
・津市(設計監理)の住まいは7~8割完了
・桑名市の住まいが半分ぐらい完了
・多度町の住まいが実施設計スタート
・川越町の住まいも実施設計スタート

という状況で順番に並行しながら進めさせていただいています。

新規のプランのご依頼も
・四日市市大井手で計画中
・伊勢市(設計監理)で計画準備中
が進んでいます。

初回のご提案をご依頼いただき、
その後設計の申し込みをいただいたものの
実施設計スタートまでお待ちいただいている方々が複数。
この進捗報告は主にその方々への言い訳の為の投稿です(^^;ゞ

 

お待ちいただいている方々、設計の修正や細かい打ち合わせにはすぐ取りかかれないものの
何か気になることや伝えておきたいこと等があればお気軽にご連絡くださいね。
お会いしてお話しする時間を取る事は勿論可能です!

 

2~3年ぐらい前の状況であれば、
これだけの工事と設計業務を並行して進めるのはとても無理だったのですが、
スタッフが頑張ってもらっているのと、職人さん業者さんが力強く協力していただいているので実現できています。
大感謝です!!

 

 

そう言えば、いつも仕事してもらっている職人さんが主に対象で勉強会などもしています。
2月と4月にはお金についての勉強会。
普段から僕がお世話になっている方を講師に迎えて
建築関係者が苦手な税金や、数字についての勉強会を行いました。

みんな、苦手だけど興味はある。というか避けて通れませんしね。大好評でした。
今後も何かしら計画していくので皆んなで勉強していきましょう!

 

 

勉強と言えば、僕自身も今年に入ってからガッツリと勉強する機会が複数ありました。

先ずはpassive house Japanの
PHPP(Passive House Planning Package)集中講座

何のこっちゃと思われた方、正常です。笑
passive house認定というドイツ発祥の世界トップクラスに厳しい
建物の省エネルギー性に関わる基準があります。

このPH認定を取得するには厳しい基準をいくつかクリアする必要があるのですが、
それらをクリア出来ているかどうか検証する為のソフトがPHPPです。かなりザックリ言うと。

 

単なるExcelのファイルなのですが、世界中の実務者がそのソフトを入力し省エネルギー性を検証しています。

そのソフトの内容がまーーー凄いんですね。
そもそも入力する為に必要な知識が半端ではありません。


ようこそ。笑

ごくごく一部ですが、このような内容の解説をミッチリ3日間。
でもまだまだ理解しきれません。

省エネルギー性について検証するソフトでいうと
・Q-PEX
・建物燃費ナビ
・ホームズ君
と使用してきましたが、PHPPは比較にならない程の内容です。
入力する項目が比べ物にならない程、詳細な内容が必要になります。

その分詳細に検証しているということになる。と考えてもらって良いかと思います。

 

今はPH認定を取得する案件についてのみPHPPの入力とdesignPH(長くなるので説明しません笑)
の入力をしています。
将来的には全ての案件でPHPPとdesignPHでの検証もしていくようにしたいと考えています。

考えてはいるものの、当然業務量が増えるので費用にも関わってしまいます。
何でもかんでもやれば良いというものでも無いとは思いますが、
建物の省エネルギー性をより高い精度で担保しようと思うとその方向で進めるべきかなー
と考えているところです。

 

耐震性能に関わる構造計算(許容応力度計算)
全棟自社(ホームズ君で対応出来ない案件は外注)
で検証を行っているので、PHPPまでやっていくのは中々大変なんですが(^^;ゞ

 

省エネ建築診断士も最上級のMeister(マイスター)になれました。笑

 

 

もう1つは(一社)ミライの住宅さんが主催する
【全館空調設計講座】

代表理事の森こうすけさんはYouTubeでも活躍されているのでご覧になられた方も多いかと。
森こうすけさんはpassive house東海支部の前エリアリーダーで、
以前から色々と勉強させてもらっています。

こちらも中々えげつなかったーー。笑

内容はタイトル通り全館空調を設計する為の講座なのですが、2~3時間の講習かなと思いません?
何と全10回 半日の講習にプラスして、毎回かなりガチで宿題まで出ます。笑

 

講座の内容は、
断熱気密や空調をする上ではお馴染みの
空気線図(理科で習いましたよね)から始まり

何かゴリゴリに手計算させられます。
これもごく一部で、何せ全10回と宿題、別日での補講等あるので情報量がかなりのものでした。

始めは「えらいもんに手を出してしまった…」と後悔しかけた気持ちもあったりなかったり…

 

ただ、森さんの話しを聞き始めたら
「僕も色々とやらかしてしまった過去の経験があるので、
 皆さんに伝えられるものは全てお伝えして
 失敗する確率を出来る限り無くしていきましょう」
と仰るんです。

 

確かに、今までうちでも上手くいっていることもあれば
何かしら上手くいかないことも有り、繰り返し修正して対応させてもらっている
お宅も実際あります。(幸いなことにとんでもなく大きな問題は無いですが)

 

その上手くいかなかった理由がトライアンドエラーで分かってきてはいたものの
根拠のある裏付けがあることばかりではなく、
僕の「肌感覚」みたいなもので設計施工してきた部分も正直なところあるんですね。

 

例えばスタッフが空調を設計して
「これでどうですか?」
と聞いてくれたものに対して

「いや、ここはこうしよう」
と変更していますが

もし
「その根拠は?」
と聞かれても

「…何となく。や!」と言うしかない部分も(^^;
(根拠まで追求された事なかったので良かったです。)

 

それでは上手くいかず不具合が出そうだということは分かる。
明確に裏付けのある根拠を説明は出来ないけど、修正した方が上手くいくことは確か。
みたいな

 

講座を聞くごとに
なぜ上手くいっていたのか、なぜ上手くいかなかったのか何となく理解していた部分が
より明確に分かっていく実感がありました。

 

10回の講座+αの最後は、各自が自社案件で設計したもののプレゼンを行います。
これまたエゲツないのが、講座に全て参加しなければ卒業出来ない(アーカイブは有)のは勿論
プレゼンの内容が一定の水準に達しなければ、
10回参加したとて必ず修了証がもらえる訳ではないという点。
実際、全員修了証はもらえていないという徹底ぶり…。
(受講費用も数万円程度ではすまないので中々厳しい…)

 


何とか幸いなことに無事卒業出来ました!
ほとんどzoomでの参加になってしまったので、またリアルで同窓会したいです。笑

 

でも本当に勉強になった!
・床下エアコン
・小屋裏エアコン
・ダクト式エアコン
等で全館空調する建築実務者さんには
是非おすすめです。

 

 

さて、長くなってきましたが、
以前はこういった断熱気密や耐震性能などの性能について
投稿することも多かったのですが、
最近は意識的にあまりしないようにしています。

 

話しが堅苦しくなって読みにくいという懸念もありますが、
それよりも、こういった投稿を多くすると特に性能面について
興味を持ってうちへお越しいただくことが増えるんです。
面白いですね。

 

それ自体は悪いことでは無いですが、どうもお話ししていても
性能の数値の部分にばかり意識が偏ってしまっている空気を感じてきたので
そういった投稿はあまりしないでおこうと数年前に思いました。

 

本来性能の部分は実務者でありプロの私達がちゃんとやっておけば
住まい手さんは必要以上に詳しくならなくてもいい事だと思っています。

 

(ただ、今でも何となく断熱等級最高ランクで高気密高断熱!とか、
耐力壁たくさん入れて耐震等級3相当!とかやってしまう会社があるので
ある程度の知識が無いと任せられる会社を選ぶ判断が出来ないという
難しい問題もあるのですが…)

 

 

少なくとも棲栖舎に来てもらった方は、その辺りはこちらが勝手にこだわってやっておきますね。

住まい手はもっと違う部分で
・新しい住まいが出来たらどんな楽しい暮らしがしたいか
・家族が心豊かにずっと住み続けられるにはどんな住まいが良いのか
というようなことを考えて、楽しい家づくりをして欲しいです。

 

 

家づくりで実現させたいことは

冬でも暖かく、夏でも快適な住まいが建てたい
ですよね。
それは
Ua値0.3、C値0.5以下の家が欲しい

とは少し違うはずで、

 

家族が安心して暮らせる安全な住まいが建てたい
というのは
釘一本、数mmの施工ミスもない家が欲しい
とは少し違ってくるはずです。

 

よく聞く、
ドリルを買いに来た人が欲しいのは穴だ。みたいな。

手段が目的化してしまわないよう、
家づくりに取り組んでいただいた方が良いのではないかと思います。

 

減点方式で家づくりする必要などありません。

家づくりの過程が楽しい思い出になり
実際暮らしていく中で
自分たちの住まいに愛着が持てたら
それは間違いなく最高な家づくりだと思います。

 

 

 

さて、そんなこんなで明日5/6から桂山は通常営業、
スタッフは先週と今週で交代で休んでいますので明日以降休みの人間もいますが、
会社としては業務再開です!
それでは引き続き、宜しくお願いいたします!!

 

 

…あ、
始めの方に載せた朝日町の住まいは
夏頃にオープンハウスをさせていただける予定です!
コロナの状況や、工期の都合次第では
打ち合わせ中の方や問い合わせいただいた方に見学を限定してしまう
可能性も有りますが…

 

また日程が決まり次第告知いたします!m(_ _)m

 


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