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大羽根園の家2 棟上げ当日!!

本日より仕事初めです!
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

前回前々回の投稿の続きはいよいよ棟上げ当日です!

 

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天気は最高!!

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大工さんは、すぐ近くの大羽根園の家も工事を担当したいつもの井垣大工。
若い大工仲間も多くグイグイ進んでいきます

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この住まいが出来上がって、この御在所の山々を眺めるのが楽しみ…。

 

 

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今回は屋根の納め方が少し特殊です。
これは野地板の上に防湿気密シートを貼って

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断熱材の下地を立てます

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その間に高性能グラスウール120mmを充填

 

断熱材梱包開封の儀
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↑クリックして動画を見てみてください。物凄い断熱材の密度です

 

GW(グラスウール)は悪者にされがちですが、性能やコスト等のバランスを比べれば非常に優れた断熱材です。
断熱材は種類が何かだけでは無く、何をどれだけの厚みで使うかが大事です。
(自然にコストの問題が付いて回ります)

 

ただし、一般的に流通している袋入りのGWに関しては防湿層などきちんと施工することが現実的には非常に難しいので注意が必要です。
最近多い現場発泡ウレタンの吹き付けも防湿層を考えていない施工が多いので注意ですね。

 

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このように充填されていきます。押し込むのでは無くフワッと、がポイントです。

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さらにその上に90mmの桧材垂木を流して、板状のフェノールフォーム断熱材60mm厚を下のGWと接するよう底まで填め込みます。
(上部30mmが屋根の通気層となり空気がこもらず通気します)

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填め込み後がこんな様子です。

この上に二層目の野地板を敷いて、やっと屋根下地の完成。

 

 

 

建前には天気も影響するので、通常の木造(在来工法)では構造の骨組みと耐力面材等の出来る部分を進めて1日〜2日で屋根下地を塞ぐところまで終わらせることが多くなっています。

今回は予想通り(?)作業に大変手間がかかり、2日では全て終わり切らず1階の屋根は翌日に持ち越しとなりました。
なぜ今回このような手間のかかることをわざわざ建前時にするかと言うと

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このような天井・梁が化粧現しとなるので、通常のように屋根の下室内側に断熱材の施工が出来ません。
しかもご覧のように大きな吹き抜けがある空間を、快適で経済的に過ごしてもらう為にも今回は特に断熱性能に拘った仕様としています。

 

 

※少し告知
今回住まい手さんのご理解も有り、希望される方には完成後だけでは無く工事途中の様子も見学いただきたいと考えています。
現しの熊野産の杉構造材の美しさや、こだわりの断熱気密施工の様子など、是非細部にこだわった施工内容を実際にご覧いただきたいと思います!

よく目にするフランチャイズの「◯◯工法」のようなものでは無く、適正なお値打ち価格で手に入る材料できちんと考え丁寧に施工されている現場の様子を是非一度見てみてください。

 

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その後、引き続きの大工さんの頑張りのお陰で何とか建前作業も終わりました。

 

今回、ここまでの断熱施工を建前時に行うのは初めてでどの程度の手間(時間)がかかるか読み切れない部分もあり、施工の説明や確認、また今後の現場にフィードバックしていく為の感覚を掴む為にも設計者(自分)も作業を一緒に行いました。

本当はもう少し事前に加工や組み立てなど下準備を進めておきたかったのですが、他現場との絡みで時間が取れず準備しきれなかった部分もあり、結果的には目標としていた工程より少し時間がかかってしまいましたが…

予想外な問題は起こらず、次にはもう少しスムーズに行えそうな手応えを掴めました。

 

それも全て大工さんを初めとする職人さんの協力のお陰です!本当に感謝です!!
(この日も来てくれていた電気屋さんが1日建前作業も手伝ってくれました)

 

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年内に無事、外部全ての耐力面材もはることが出来、敢えて防水シートは張らずに念の為ブルーシートで養生を。
レインボーです🌈

 

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さて、年も明けて工事も本格再始動です!!
皆々様、
本年も宜しくお願いいたします!!!m(_ _)m


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