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蜜蝋WAX

東富田のリノベーションは工事も佳境です!

解体後に広々とした空間を見て細かく区切るのが勿体無いと感じたので、個室との間仕切りをガラスの欄間とし、目線が通ることで少しでも空間の広さを感じられるように変更しました。

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無事採寸通り納まって一安心。

 

兄妹の部屋の境、小さな住人二人に熱望された二段ベットの製作もほぼ完成。
桐をスノコ状に敷いて布団の下も通気が取れるようにしました。

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お年頃になった頃には二段ベットが嫌になると思うので、将来クローゼットに変更し易いよう敢えて柱などの構造を隠さず、留め付けもビス留めにすることでバラし易く。クローゼットに造り変えやすいようなるべく安価に製作しています。

 

 

そしてそして、こちらの住まい手は養蜂家さんでして、蜂蜜をつくられています。

…ということは。

 

つくるしか無いでしょう!!?

 

【蜜蝋WAX】を!!!!

 

てなことで、一緒につくりました。

蜜蝋WAX、聞いたことあるでしょうか?

この商品などが有名ですね。

その名の通り、ミツバチが巣を作る為に体内から分泌するロウと荏胡麻油などの油とを合わせ、天然成分でつくられるワックスです。

 

携わらせていただく物件に関しては出来る限り、というよりほぼ全てメインとなる床は合板フロアーでは無く無垢材の床を採用しています。

 

樹種によっては着色したりする場合も有りますが、自然な木材そのものの質感を感じられるツヤ無しのクリア塗装をすることが多く、その際に蜜蝋ワックスを使用することも多いです。

市販されている商品を購入して職人さんに塗ってもらったり、意外と簡単にムラ無く塗れるので施主施工で一緒に塗ることも出来ます。

そして、原料が蜜蝋と油だけということもあり、蜜蝋ワックス自体を比較的簡単につくることだって出来るのです!
(蜜蝋さえ手に入れば)

 

蜜蝋もネットなどで買うことが出来るのでこれまでもつくる事は出来たのですが、蜜蝋ワックス自体が買えるのに、ネットで蜜蝋を買ってまで…ということもあり中々自作までは至らなかったんですが…。

今回は、住まい手が養蜂家。

 

…ということは。

 

つくるしか無いでしょう!!?

 

【蜜蝋WAX】を!!!!

 

当然、こうなる訳ですね。

 

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せっかく作るので、蜜蝋の相棒となる【油】に関しても色々と試してみましょう!ということになりサンプル的に3種類作ってみました。

 

【荏胡麻油】【亜麻仁油】【菜種油】の三種類

 

一般的にはやはり上質で高級な荏胡麻油で作られた製品が多いようです。

今回はサンプルを作る為に少しの量の数種類を買ったので、特に荏胡麻油なんかは「これ油が高くて蜜蝋ワックスの既製品買うのとそんなに変わらないのでは…」というぐらいの値段でした^^;

作る際はやはり一気に大量に作ってしまわないとコスト的なメリットは出ずらいかもしれませんね。

 

何はともあれ、やってみないと分からないので三種類作ってみて、現場に残っていた床の端材に塗ってみました。

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塗りたてでは中々違いも分かりにくいですが、やはり一番安価な菜種油とそれ以外の二つとでは質感が違うかな…?という感覚は有りました。

また、完全に乾いてからの質感を確かめてから、実際に塗る蜜蝋ワックス作りに取り掛かりたいと思います!

 

せっかくのご縁なので、今後は可能なら蜜蝋を分けていただいて蜜蝋ワックス作りとセルフ塗装を定番にしていけたらな、とも考えています。

たくさん作れば建築済みの方にもお譲りすることなんかも出来ると思うので、ご興味をお持ちの方はご連絡くださいね。
(今現在はまだありませんが…笑)

 

K


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